お金を借りる際に役立つのがインターネットの口コミですよね。
口コミには実際にサービスなどを利用した人の感想が書かれていますので、これから申し込みを検討する人にとっては非常に有益な情報となります。
しかし、ニュースで度々問題になるように、口コミにはやらせや、嘘も含まれているので注意しなくてはいけません。
そこでこの記事では、お金を借りる時に信用できる口コミの見分け方について解説してみました!
ネットの口コミやレビューを見るときに、ふと思い出してもらえれば幸いです。
目次
お金借りる口コミで信用できるものと、そうでない口コミの違い
お金借りる口コミで信用できるものと、そうでないものの違いを分けると以下のようになります。
信用できる口コミ | 信用できない口コミ |
|
|
それぞれ詳しく説明していきます。
口コミの集計元
口コミの集計元が明確な記事を参考にするべきです。
口コミは作ろうと思えばいくらでも作れてしまうため、集計元が不明確な場合は信用ができません。
このため、掲載されている口コミがいつどのように集計されたのかを記載されているかチェックしてください。
よくあるのは、サイト下部に「当サイトのランキングについて」のタイトルで口コミやランキング評価の説明をしています。
調査企画:株式会社〇〇
調査目的:カードローンサービスの利用実態と評価に基づいて紹介するため
調査対象:日本国内
調査方法:株式会社〇〇によるインターネットリサーチ
母集団:カードローンを利用したことがあるユーザー
有効回答数:120
調査実施:2017年7月11日~2017年7月18日, 2018年5月17日~2018年5月28日
良い口コミと悪い口コミ
良い口コミだけでなく、悪い口コミもあるか確認しておきましょう。
良い口コミしかない場合は信用するのはおすすめできません。
どのような優れたサービスを展開している会社であっても、不満点を感じ、悪い口コミを書く人は必ずいるはずだからです。
悪い口コミでも、多少の悪い点しか書いてないものは、「やらせ」の可能性があります。悪い口コミを書く人は、かなり不満だった人の可能性が高く、かなり辛口で不満を書くケースが多いのです。
逆にユーザーはその不満を見て、自分に当てはまるか当てはまらないか判断しています。
メリットとデメリット
口コミ以外でも、メリットだけでなくデメリットにも触れられているかチェックしましょう。
メリットしか書かれておらず、デメリットについて触れないのは信用度に欠けますし、フェアじゃありません。
物を買う場合でも、Amazonや楽天などのレビューでメリットしか書かれていない口コミは、あまり信用しない方が良いでしょう。
情報(口コミ)の新鮮さ
情報の新鮮さにも気を配る必要があります。
金融機関などのサービス内容や貸付条件は変化していくものですので、情報が古いと参考にできません。
このため、いつに書かれた記事なのかや、掲載されている口コミはいつのものなのを確認しておくことが大事です。
例えば、銀行カードローンは2017年までは即日審査回答が可能でしたが、2018年以降は警察庁データベースへ照会が義務付けられ、警察庁からの回答が最短でも翌日以降になることから、銀行は本審査結果を即日に出すことが出来なくなりました。
もし口コミで、銀行カードローンが最短即日審査と書いてあれば、それは昔の口コミになるのです。このような誤った口コミで申込先を間違えないためにも、常に最新の口コミを確認するようにしましょう。
(引用元:銀行、個人向け即日融資停止へ カードローン縮小│日本経済新聞)
筆者レビューの場合、写真や画像の有無
筆者が自分の体験談を口コミとして書いている場合、写真や画像があるかどうかで信頼度が変わってきます。
申し込みしたときの画面や送られてきたメールなどの画像、契約後に郵送された書類等の写真があれば信頼度は高いです。
しかし、そうでなく文章だけで書かれている場合は信用できるとは言えません。
体験談も口コミとおなじで創作が可能なため、証拠となる写真や画像があるものを信用するようにしたいです。
カードローンであれば、直近の日時・時刻が入っている審査結果メールが最も信頼できると考えます。日時や時刻が入っていないものは、ネット上でもありますので広い画像の可能性があります。
口コミ以外にランキングサイトを参考にする際の注意点
ここまで信用できる口コミの見分け方についてお伝えきましたが、口コミ以外にも多くの人が参考にするのが「ランキングサイト」です。
特に日本人はランキングが大好きです。食べログやAmazon、楽天でもランキングをつい見てしまいませんか?
確かにランキングは便利です。本当のランキングであれば、それだけ支持されている証拠だからです。しかし、ランキングサイトにも信用できないものが多くあるので注意しましょう。
特に注意なのがランキングの根拠が書かれていない場合です。
ランキングサイトから申し込みがあると、そのサイトやブログの運営者に広告料が支払われるようになっているのが一般的です(アフィリエイトサイト等)。
これ自体は情報の対価であるため、問題ないのですが、単純に広告費が高い順にランク付けしているだけのランキングも多くあるのです。
そうしたランキングは当然信用できません。
このため、ランキングサイトを参考にする際は、どんな根拠で順位付けしたのか明確であるものに限定しておきたいです。
ネット情報以外でも必ず確認しておくべき6つのポイント!
お金を借りる際は、口コミなどのネット情報以外でも必ず確認しておくべきポイントがあります。
それを怠ると、審査落ちになってしまうことや、利息が大きくなってしまうこともあるので要注意です。
そのため、以下の6つのポイントをしっかりと確認しておいてください。
重要な6つのポイント
- 利用条件
- 安定収入
- 他社の借入状況
- 他社の返済状況
- 異動(事故)情報の有無
- 返済プラン
利用条件
申込先の利用条件を満たしているか確認が必要です。利用条件を満たしていないと確実に審査に通りません。
利用条件は主に、年齢や安定収入が条件となっています。
銀行カードローンの場合であれば、保証会社の保証を受けられる方が条件となります。利用条件は公式サイトの貸付条件や商品概要に書かれています。
有名カードローンの利用条件は下記です。
カードローン | 利用条件 |
プロミス | お申込みいただける方の条件は、年齢20~69歳のご本人に安定した収入のある方です。 主婦や学生でもパート・アルバイトなど安定した収入のある方はご審査のうえご利用が可能です。 |
アコム | 20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
レイクALSA | 満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方) |
SMBCモビット | 満年齢20才~69才の安定した収入のある方(当社基準を満たす方) アルバイト、パート、自営業の方も利用可能です |
三井住友銀行カードローン | ・お申込時満20歳以上満69歳以下の方 ・原則安定したご収入のある方 ・三井住友銀行指定の保証会社(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社)の保証を受けられる方 |
楽天銀行スーパーローン | ・満年齢20歳以上62歳以下の方 ・日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方) ・お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方 ・楽天カード株式会社またはSMBCファイナンスサービス株式会社の保証を受けることができる方(※2) |
三菱UFJ銀行カードローン | 年齢が満20歳以上65歳未満の国内に居住する個人のお客さまで、原則安定した収入があり、保証会社(アコム(株))の保証を受けられるお客さまがお申し込みいただけます |
-
アコム審査はどれぐらい通る?審査落ちの原因・理由を審査通過率と共に解説します!
アコムは消費者金融最大手の会社で、誰もが知っている一部上場企業です。 カードローンでお金を借りたいと考えたときに、第一候補として名前が挙がるのが、アコムやプロミスの消費者金融になります。 実際にアコム ...
続きを見る
-
プロミスの審査に関する疑問に回答!審査通過率や審査落ちの原因・基準などがこれで分かる!
プロミスの審査を受ける前には様々な疑問や不安がありますよね。 この記事では、そうしたプロミスの審査に関する疑問や不安に回答しています。 当記事をお読み頂ければ、プロミスの審査について詳しく知ることがで ...
続きを見る
安定収入
金融機関などから借入する際は「安定収入」があることが必須です。
借入後は毎月返済していくことになるため、それができるだけの収入が毎月安定してあることが必要になってきます。
そのため、何らかの手段で毎月収入がなければいけません。
ちなみに、パートやアルバイトで1ヶ月程度しか働いていなくても、辞める予定がなければ安定収入として認められます。
要は、毎月給料収入が見込めるならば、それは安定収入になるのです。
他社の借入状況
他社借入の金額や件数が多いと審査に悪影響があるので注意です。
これらが多い場合、毎月の返済負担が大きくなり、「これ以上の融資は返済不能になってしまう恐れがある」と判断されてしまう可能性が高まるためです。
また、借入件数が多い場合、「多重債務者」と判断されてしまう確率も上がります。多重債務者の中には借金を借金で返済している人も多く、そうした人は自らの力で返済することができません。
そうした人に融資するのは危険なため、多重債務者と判断されると、どの会社でも審査落ちになることが多いです。
このため、他社借入の金額や件数はできる限り抑えておくのがおすすめです。
そして、消費者金融やクレジット会社などの貸金業者は2010年6月より総量規制が導入されており、年収の3分の1以上の借入は貸金業法で禁止されています。
仮に配偶者に安定収入があったとしても、自分自身に収入が無い専業主婦は消費者金融などの貸金業者からは借りることができません。
銀行は貸金業者ではないため、総量規制対象外になります。審査は消費者金融より厳しいですが、配偶者に安定収入がある専業主婦は融資対象となっているため、専業主婦がお金を借りるなら銀行へ申込が必要です(銀行によっては専業主婦への貸付を行っていないところもあります)。
他社の返済状況
他社の返済状況も大きな審査に影響がありますので、クレジットカードやローンの返済期日はしっかりと守ってください。
クレカやローンの返済記録は「信用情報機関」に一定期間残ります。
信用情報機関とは
信用情報機関とは、「CIC(シー・アイ・シー)」・「JICC(日本信用情報機構)」・「JBA(全国銀行個人信用情報センター)」の3つの機関を指します。これらの機関にはクレジット会社やローン会社、銀行などが加盟しており、顧客の情報を提供しています。
貸金業法が認定している指定信用情報機関は、JICCとCICの2社だけです。JBAは銀行が加盟している信用情報機関になりますが、貸金業法の指定信用情報には認定されていません。JICCとCICは総量規制を把握するためお互いの情報をFINEというネットワークで交流しています。また、JICC・CIC・JBAの3社はCRINというネットワークで延滞や債務整理等の、異動(事故)情報のみ交流しています。
このため、クレカやローン等で延滞をしてしまうと、信用情報機関にその情報が記録されてしまうのです。
お金を借りる際の審査では、この信用情報機関への照会が義務付けられているので、「返済期日をしっかりと守っているのか?」という部分を必ず確認されます。
そのため、延滞の記録があると、「この人はお金に関して信用できない」と判断され、審査落ちの原因になることもあるので気をつけましょう。
異動(事故)情報の有無
信用情報機関に「事故情報」があると審査にはまず通らないと思ってください。
事故情報とは、信用情報機関で「金融事故」として扱われるものであり、おもに次の4つを指します。
- 長期延滞(2~3ヶ月以上の延滞)
- 強制解約(契約違反で強制的に契約を解除されること)
- 代位弁済(返済できなくなり保証会社に立替えてもらうこと)
- 債務整理(自己破産・任意整理・個人再生などの借金減額・免除措置)
こうした異動情報が登録されてしまうと、返済能力や信用力がないと判断され、審査落ちになることがほとんどです。
よって、過去に異動情報を起こしてしまった人は、信用情報に異動情報が登録される、契約中及び、契約終了後5年間は審査に通るのが非常に難しいです。
先ほど信用情報機関の3社は異動情報のみを交流している(CRIN)と説明しました。そのため、どこか1社で異動情報があれば、3社が把握できるため、カードローンだけではなく、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードなどありとあらゆる審査に通らなくなります。
-
お金を借りるのに審査甘いところはどこ?大手消費者金融はブラックや多重債務でも借りれるのか?
「大手消費者金融でお金を借りたい!審査が一番甘い会社を教えて欲しい!!」 お金を借りたいと思ったときに、簡単な申込手続で手軽に借入できるのが、次の「大手消費者金融」の5社です。 大手消費者金融5社 ア ...
続きを見る
返済プラン
申込前には必ず返済プランを確認しておきましょう。
確認すべきポイントは主に以下の3つです。
- 総返済額
- 支払回数
- 毎月の返済額
金融機関などの公式サイトでは「返済シミュレーション」があることが多いため、それを利用すればこの3つが簡単にわかります。
このため、事前にこの3つを確認しておき、納得のいく返済プランを立てられるようにしましょう。
特に毎月の最低返済金額は必ずチェックしてください。金利が低いカードローンでも毎月の返済金額が高めに設定されていると、月々の負担が大きく返済が苦しくなる場合があります。
大手消費者金融ならば毎月の返済金額は低く設定してあるので、安心して利用することができます。
お金借りる口コミはこう判断する!信用できる口コミの見分け方まとめ
お金を借りる際、口コミを確認にするときは今回解説した内容をもとに、信用できそうな口コミのみを参考にしてください。
また、ランキングサイトを確認するときは、どういう根拠でランク付けしているかをチェックする必要があります。
その他、ネット情報以外でも確認しておくべき項目がありますので、そうした項目を必ず目を通しておきましょう。
今の検索エンジンはほぼGoogleに依存されていますが、Google検索結果の1ページ目のWEBサイトが全て信用できるかは別問題になります。
場合によっては、2ページ目以降のWEBサイトを確認したり、TwitterやインスタなどのSNSで検索することも、本当の口コミを確認するのには重要な事です。
もし、貴方がネットの口コミを見て「騙された!」と思ったのなら、本当に信頼できる口コミサイトを貴方が作ってみるのも良いかもしれません。